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健康栄養学科研究室便り

  • 執筆者の写真: 健康栄養学科研究室
    健康栄養学科研究室
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

 梅雨入り後も暑さが続いていますが、大学の中庭を飛び交う小鳥たちが元気いっぱいで、初夏の訪れを感じる季節となりました。そんな中、ここ数年見かけていなかったツバメのカップルが、キャンパス内で巣作りを始めています。その光景に目を留めると、オスカー・ワイルドの童話『幸福な王子』のエピソードが思い浮かびます。この物語では、ツバメが王子像と共に苦しむ人々を助け、その献身的な愛と惜しみない優しさを通じて人々の心に希望を届けています。

 ツバメは、カラスやヘビといった外敵から卵やヒナを守るために、民家の軒下に巣を作ることが知られています。また、中国では『火事になりそうな家や運気が下がっている家には巣を作らない』という言い伝えがある一方、西洋では『復活と再生の象徴』という考え方が存在します。こうした文化的な背景を持つツバメが、現代を生きる私たちの心にも何かを響かせてくれるようです。ツバメさんたちの来訪は、もしかすると学生の皆さんや教職員の運気の上昇、大学のさらなる発展に関係があるのでは??などと想像が膨らみます。

 私たちの生活には、個々の悩みや心配事に始まり、不安定な国際情勢や日々感じる経済の変化、さらには自然界の予測できない力など多くの試練が存在します。ツバメたちも気候変動の影響や生息地の減少など厳しい環境の中で巣作りをして命を育んでいます。それでも私が学生だったときと変わらず本学の中庭を自由に舞うその姿から、これからもずっと『幸福な王子』に描かれるツバメのように幸運や安心感をもたらす存在として、私たちの日常に希望を届けてくれることを願っています。

 また、多くの候補地の中から「仙台白百合女子大学」を選んでくれたツバメさんたちが安心できる環境で巣作りを成功させ、ヒナたちが無事に育ち、元気に巣立つ日がくることを心から祈っています。

 さて、そんな白百合のツバメさんたちを写真に収めようと奮闘しましたが、その機敏さに私の腕が追いつかず、豆粒サイズの姿しか捕らえることが出来ませんでした…。(他の小鳥たちもたくさん飛んでいましたが、卓越した飛行スピードと尾っぽでツバメさんと確認!)

 そこで、代わりに彼らの舞を彩るキャンパスの草花を通して、その息吹をお届けします。皆さまもご一緒に、爽やかな季節を感じていただければ幸いです。 

〔健康栄養学科研究室〕

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