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仙台白百合女子大学 健康栄養学科ブログ

小嶋 文博

Fumihiro Ojima

研究内容を一言で!

研究内容を一言で説明(表現)することは難しいのですが、近況の内容に関して言えば、「抗認知症(抗アルツハイマー)」「アンチエイジング」ということですね。新しい研究のアイデアはたくさんあるのですが、様々な制約のため、取り組めていないことが多いのが残念です。

​この研究が成功したら将来どうなる!?

次のトピックスについては、下のリンクを読んでみてください。

 ▶︎ かまぼこは認知症の予防に効果的である!

 ▶︎ かまぼこの摂取は、記憶・学習の向上、脳の機能改善や保護作用に役立つ!

 ▶︎ かまぼこでメタボ予防 かまぼこ摂取による抗肥満効果があきらかに!

 ▶︎ 少量のかまぼこ摂取でも、脳機能改善・脳保護作用・薬物健忘に対する改善効果が認められた!

私は、かまぼこの研究結果を自分の食生活に取り入れた生活を実践しています。すなわち、毎日かまぼこを食べています。またかまぼこ以外でも、トマトニンジンの研究結果やその他種々の野菜キノコ等についての研究結果も食生活にできるだけ取り入れようとしています。このような自分は、果たして健康寿命を延ばせるのかどうか。これは死ぬまでの長い研究になりそうですね。

さて、最近、私はマイクロアルジェ(微細藻類)に注目しています。微細藻類はその高い光合成能力により有機物の大量生産が得意であるため、研究者は燃料資源や食料資源の大量生産に微細藻類を活用しようとしています(地球上に限らず)。私が注目しているのは、そのような物質の大量生産ではなく、様々な微細藻類そのものが動物(ヒト)細胞に与える影響についてです。ヒト細胞が微細藻類と出会うことによって、良きシグナル伝達のパターン化が生まれ、このことが[平均寿命]=[健康寿命]へのヒントになるのではないかと、密かに期待しています。

研究内容をわかりやすく紹介してください!

[平均寿命]=[健康寿命]となるような世の中に近づくための一面を担う研究ではありますが、私の研究だけで実現することは不可能です。多くの研究者の研究成果の蓄積と新たな知見の発見が必要だと思います。若い皆さんのやる気と探求心に期待します。

教授

生化学・細胞薬理学 / 食品化学 / 有機電気化学

生化学・生化学実験 / 食品学Ⅰ ほか

担当科目

専門分野

小嶋_01_プロフィール.jpg

学科長

学歴

最終学歴

・​東北大学大学院薬学研究科(薬学博士)

職歴

・カゴメ㈱総合研究所微生物バイオ研究G

・東北大学薬学部生化学研究室

・農林水産省食品総合研究所食品理化学部脂質研究室

・カゴメ㈱総合研究所機能性研究G

・盛岡大学短期大学部食物栄養科

・仙台白百合女子大学人間学部健康栄養学科

主な研究

トマトやニンジンなどの機能性に関する研究、キノコ由来の生理活性物質の抗認知症効果に関する研究,食品とヒトの酸化還元電位とタンパク質の音楽性に関する研究、環境改善と環境ホルモン(PCB・ダイオキシン類)に関する研究,低温核融合反応に関する研究,蒲鉾・魚肉タンパク質の機能性に関する研究、マイクロアルジェの神経栄養因子関連による脳機能改善効果に関する研究など。

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