仙台白百合女子大学 健康栄養学科ブログ
大久保 剛
Takeshi Ohkubo
研究内容を一言で!
コリンを20××年に日本人の食事摂取基準に掲載させるための研究
この研究が成功したら将来どうなる!?
現在は、リン脂質(魚卵に多い)、コリン化合物(大豆や肉、卵に多い)の生理学的機能を大学や企業と連携しながら研究をしています。また、ここから派生して、リン脂質やコリン化合物を食べると睡眠に影響があるか検証をしています。
海外では、これらの素材は、中枢機能に影響があるとされていますので、日本人で影響があるのかヒト、動物を対象に実験を進めています。
睡眠の重要性についても啓蒙活動を行っています。食育と同じくらいに眠育を知って欲しいと思います。
一方で、食心理学と題して、何でそれを食べたくなるのか、何でその食材が好きなのかを心理学的手法を用いて検証しています。
In Japan, choline is not recognized as an essential nutrient.
This is in contrast to the United States where choline is thought of as a vitamin-like material based on scientific evidence. The adequate intake is determined for both age group and sex in the United States. Choline is an essential nutrient that has many benefits for human health. For this reason, it is important to get enough of choline from the diet.
研究内容をわかりやすく紹介してください!
健康寿命がもっと、もっと延びるかも知れません
教授
脂質栄養学 / 睡眠科学
食品加工学 / 食品機能論 / 食品学実験 / 食品加工学実習
担当科目
専門分野
血清中の成分分析
カレーの色で基礎代謝量が
変わる可能性があります
詳しくは、研究室のHPをご覧ください
学歴
・都立日比谷高校
・東京農工大学農学部
・東京大学大学院農学生命科学科修士課程
・北海道大学より学位(水産科学博士)取得
職歴
1995年 日本油脂(現 日油)株式会社 入社
2015年より現職
活動
日本脂質栄養学会では、オメガ3-食と健康に関する委員会として魚食の普及に努めている。
ねむりん(公益財団法人神経研究所睡眠健康推進機構)での講師経験や講演活動を通じて「眠育」の啓蒙活動をしている。
受賞歴
2012年 日本脂質栄養学会 ランズ賞産業技術賞
2009年 アメリカ油化学会 AOCS Phospholipid Division Award for Best Paper