運動と栄養で健康な社会を! ~大学の地域貢献・「知」の社会実装を目指して~
- t-ohkubo6
- 1 日前
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三陸地域は、東日本大震災の爪痕が色々なところで未だに残っています。震災後、10年以上が経過し、震災の影響のみならず、被災者、非被災者を問わず、過疎化、高齢化の波に飲み込まれています。このため、精神衛生上、明るく元気な社会を構築するために、大学の「知」を社会実装させ地域に貢献することが重要になってきています。
我々、大久保研究室は、昨年から法政大学の越智英輔教授との共同研究で宮城県気仙沼市の災害復興住宅の皆さんに対して、「運動と栄養の力」で元気になってもらうことを検証しています。その第一弾として、昨年8月に気仙沼市の震災被災地域の高齢者と非被災地域の高齢者の運動能力を測定しました。今まで、何となく想定していた内容が、科学的データとして得られ、非常に興味深い結果(現在、論文投稿準備中)を示したので、先日、気仙沼市役所の担当部署の皆さんと意見交換をしました。
様々な問題を抱えており、今後も我々の「運動と栄養」の組み合わせで、地域社会の健康増進に対して長期的なサポートの実施を目指していきます。大学と地域の関りも検討していきます。今回も色々とコーディネートしてた抱いた、村上サポートの村上さんには感謝申し上げます。

翌日は、陸前高田市後援で実施された、法政大学の運動指導に我々も補助員としてサポートさせていただきました。法政大学の学生さんの運動指導は、大変すばらしく、学生さんが生き生きと地域の高齢者の皆様と触れ合う光景は、今後の活動に明るい将来を想定させます。そのためにも、来年度も実施できるように、我々も支援できればと思っています。

これを読んでいただいた皆さん、是非、三陸地方にお越しいただき、美味しい食べ物を堪能し、観光をして下さい。東日本大震災遺構として、当時を伝承する建物が数多く保存されていますので、一度見ていただきたいと思います。
学生さんも、震災遺構の前では考え深い表情を浮かべておられました。今回、震災遺構をアテンドしていただいた陸前高田市役所の清水様、有難うございました。

記事:大久保 剛
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