今回は、「高齢者向けフィットネス講座と筋力測定」を気仙沼の3地区(松岩、南郷、鶴巻)で開催しました。今回の講師は、法政大学生命科学部・大学院スポーツ健康学研究科 教授 越智英輔先生にお願いし、我々大久保ゼミも運営をサポートする形で参加してきました。
今回も4月(ブログに掲載)同様に村上サポート様に各地区とのコーディネートをしていただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
3箇所合計で50名以上の方に参加していただきました。フィットネス講座では、高齢者の方でも簡単にできるゆっくりとした動きのエクササイズを法政大学の学生さんのデモンストレーションに続き、参加した皆様と実際に行いました。ゆっくりとした運動ですが、やってみると結構鍛えられている感に溢れます。また、筋力測定では、特に高齢になるにつれて弱ってくる太ももの筋肉をチェックしました。普段、見慣れない装置によってご自身の体の様子が見えてくるので参加者の皆様も好奇心をもって測定に臨まれていました。
得られた結果は、今度の活動に活かしていく予定です。
南郷地区での様子
松岩地区での様子
また、この活動の様子は、地元の新聞社やケーブルテレビでも取り上げられました。開催当日まで、どれくらいの方がご参加いただけるだろうかと心配もありましたが、蓋を開けてみたら、メディアにも取り上げていただけるような盛況ぶりでした。
ケーブルテレビから取材を受けている越智教授
今回のイベントを開催したある地区の自治会長様曰く「今日は皆さん、凄く楽しそうにやっている」とコメントされ、こういったイベントの開催と継続性が重要だと痛感しました。
また、ロコモティブシンドロームのアンケート中には、お話をしたいというお気持ちが表れ、我々に熱心に身の上話をされる方も少なくありませんでした。今回は、東日本大震災に被災された地域と難を逃れた地域の両方で開催しましたが、ヒトの社会性に即したこのようなイベントを開催し、ヒトとヒトが触れ合える場を継続して提供させていただくことができるかが今後の我々の課題です。
イベント終了後(鶴巻地区)
記事:大久保 剛
Comments