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国際女性デー

  • t-ohkubo6
  • 19 時間前
  • 読了時間: 2分

 3月8日は International Women's Day(国際女性デー) です。女性の社会的地位や権利について改めて考える日として、世界中で様々な議論や活動が行われています。この日にふさわしい人物として、アメリカの最高裁判事 Ruth Bader Ginsburg(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)を紹介したいと思います。

 現在では女性の弁護士や裁判官は珍しくありません。しかし、ギンズバーグが法学を学んだ1950年代は、女性が法律の世界で活躍すること自体が非常に難しい時代でした。彼女は名門 Harvard Law School に入学しますが、当時の学生約500人のうち女性はわずか9人でした。さらに、優秀な成績で卒業したにもかかわらず、女性であるという理由だけで就職先が見つからないという現実にも直面します。

 ここで彼女が取った行動が興味深いところです。単に不満を述べるのではなく、「法律そのものを変える」という道を選びました。1970年代、彼女は American Civil Liberties Union の女性権利プロジェクトを立ち上げ、男女差別に関する裁判を次々と提起します。当時のアメリカには、今では想像しにくいような男女差別的な法律が数多く存在していました。例えば、男性は遺族年金を受け取れない制度や、女性が特定の職業に就くことを制限する制度などです。ギンズバーグは、これらの制度を一つ一つ裁判で争い、最高裁の判決を通して男女平等の原則を確立していきました。

 その功績が認められ、1993年には大統領 Bill Clinton によって Supreme Court of the United States の判事に任命されます。アメリカ史上2人目の女性最高裁判事です。判事としても、女性の権利だけでなく、労働者や社会的少数者の権利に関する重要な判断を数多く残しました。特に印象的なのは、多数派の判断に対しても自らの信念に基づき明確に反対意見を述べ続けたことです。

 彼女の歩みを見ていると、社会を変える方法は必ずしも声の大きさだけではないことに気づかされます。制度を理解し、論理を積み重ね、法律という枠組みの中から少しずつ社会を変えていく。その姿勢はとても知的で、同時に粘り強いものでした。

 ギンズバーグは2020年に亡くなりましたが、彼女が築いた男女平等の判例や思想は現在の社会にも大きな影響を与え続けています。国際女性デーは、単に女性の活躍を称える日というだけではなく、社会における公平性や多様性について改めて考える日でもあります。その意味で、ギンズバーグ判事の歩みは、今なお私たちに重要な示唆を与えてくれているのではないでしょうか。


                                  記事:大久保剛

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